酸がたつ柑橘を遠赤外線でじっくりと加温するとあら不思議。酸が糖化して甘〜いスウィーツに。
というのは僕の思いつきのお話で本当かどうかはわかりませんが、HU/SHスタジオ内で炭火焼きをしました。と言ってもダミーの炭火で、LEDとファブリックの端切れで演出。
前回の話の続きのようですがコンピュータ処理なしでアナログな手法で嘘の現実を演じる。 嘘ではないが真とも言い難いこの表現はいかにも現代らしく僕好み。 実際はこの画像に立ち昇る煙を合成することになります。
世の中は今、画像も映像も容易に合成され、真実を見つけることが困難な状況になっています。そんな現実に戸惑いながらも虚構写真を撮る事に面白みを感じている今日この頃。 いつの時代も真実は切り取られた外側にあるのかもですね。
前田貴仁
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